- レイアウトのポイントは「見心地と使い心地」
- こだわりすぎは片づけの遠回り
「片づいたダサい部屋」の見た目を整える
「片づいたダサい部屋」で暮らしています。
ダサい部屋は気楽です。
おしゃれや映えとは無縁の私にとって、背伸びをしないでいい「ダサ部屋」はとても居心地がよい空間なのです。
ファッションでたとえるなら着古したカットソー。
多少の使用感はあるけれど、着心地のいいお気に入り。コンビニに行くくらいならギリギリセーフ、といった感じ。
私の部屋とファッションに共通しているのは、「最低限の形は整っている」。
「よくも悪くもこだわりが少なく、ある意味適当」が特徴と言えます。
【悩み】「ちょうどいいスッキリ」がわからない
そんな私が苦手としているのが整理整頓。
・モノを減らす
・同じ種類のものは一か所にまとめる
ここまではできるのですが、問題はその先。
モノを隠しすぎると物足りない。
モノを出しすぎると落ち着かない。
「ほどよい生活感」は欲しいけれどバランスが難しくて、モノを出したり隠したりの繰り返し。
たとえば、押入れの衣装ケースはこんな状態でした。
「とりあえずケースの中が見えないようにしたかったんだな……」と一目でおわかりと思います。
私の理屈はこうです。
※1 ケースの中が見えないようにしたい
※2 隙間を有効活用しているつもり
※3 いつか同じ衣装ケースを買い足すときのための商品シール
ケースの引き出しにかぶせている布は、お金をかけずに整理整頓しようとした痕跡です。
かつて、大量購入した収納アイテムを数年後にほとんど処分してしまった反省から、手持ちにあるモノだけで何とかしようしたら、こうなりました。
「モノの取り出しやすさが最優先」
「どうせ押入れを使うのは私だけなんだから、見た目が不格好でもいい」
そう割り切った私は、長年この状態のまま使い続けてきました。
【ヒント】Youtubeで知った2つの視点「見心地と使い心地」
先日、あるYoutube動画を見てとても心に残った言葉が「見心地と使い心地」。
「見心地」とは、部屋の見た印象や見映え。
「使い心地」とは、暮らしやすさと片づけやすさ。
「いくら部屋を綺麗に飾っても、モノの出し入れがしにくい・移動しにくいなど、暮らしにくかったら素敵なインテリアとは言えない」といったお話をされていました。
どれだけ部屋が素敵でも、暮らしにくかったら魅力は半減。
コレって逆も言えますよね。
暮らしやすくても部屋の見た目を疎かにしていたら、魅力は半減。
動画のようなおしゃれな部屋づくりはできないけれど、私も「見心地と使い心地」の両方を取り入れてみたい。
そう思い、衣装ケースの見た目の改善の取り組むことにしました。
参考にしたYoutube動画
チャンネル名:Re:CENOインテリア
出典タイトル:「7畳のワンルームが劇的に改善!居心地アップのインテリア術 | 出張インテリアコーディネート」
【解決】ほんのり隠して、うっすら見える
まずは衣装ケースの中身をチェック。
数枚、服を処分することにしました。
毛玉だらけのスウェット。
襟が広がって丈も長くなった、だるだるTシャツ。
どれも「部屋着だから問題ない」と着続けていたものばかり。
それから、100円ショップで不織布の収納袋を買いました。
パジャマやインナーを収納袋に入れることで、ケースの外側から見えないように。
押入れの隙間に置いていたモノは処分。
衣装ケースに貼られていたシールは剥がしました。
結果がこちら。
真正面から見るとのっぺりした印象ですが、衣装ケースの前に立つと、ちょっとだけ中が見えます。
「モノを見せるか隠すか」の2択ではなく、「角度によって見える・見えない」が変化する。
整理整頓ってコレでよいのでは?
私なりの「スッキリ」をようやく見つけることができました。
まとめ
「整理整頓に大量の収納アイテムは不要」
片づけの定番フレーズの一つですが、「こだわりすぎるのもよくない」と身にしみて感じました。
新しい収納アイテムを買うことは無駄な出費と決めつけ、手持ちのアイテムだけでどうにか工夫しようとするあまりに、スッキリからほど遠い状態になっては本末転倒。
今回、100円ショップで買った収納袋の数は6つ。
おかげでスッキリ片づいたので「よい買い物をした」と満足しています。
当たり前のことですが、収納アイテムを買うことが「駄目」なのではありません。
適正量と使い方の問題。
考えを柔軟にできたら収納アイテムを上手に活用できるし、「見心地と使い心地」の両方を取り入れた部屋づくりに近づくことができます。
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