「お友達Aさんとのランチ、久しぶり!」
うきうきで出かけた母が、ランチを食べることなく大怪我して帰ってきました。
お店の駐車場でAさんと待ち合わせをして、「さ、お店に入りましょう」と移動し始めた瞬間、車止めにつまづいて大転倒。
食事どころではなくなったので、Aさんとはその場で解散。
母はかかりつけの外科に直行し、診察治療してもらって家に帰ってきた、とのことでした。
かなり派手に転んだらしく、手足の打ち身とすり傷はひどい有様だったものの、顔を強打したり、骨折したりしなかったのは不幸中の幸いとしか言いようがありません。
と、ほっとしたのもつかの間、数日後に「私の右肘、腫れてない?」と言い出した母。
検査の結果、右肘にひびが入っていることが判明しました。
幸い、ギプスをつけるほどではなかったようで、安静にしつつ様子を見ることに。
やれやれ、なかなか気持ちが落ち着きません。
一か月前にランチの約束をしてから母はずっとこの日を楽しみにしていたのに、とんだ展開になってしまいました。
実をいうとここ数年、母は年に一回、大怪我をしています。道路の縁石につまづいたり、駐車場を仕切るチェーンに引っかかったり。
いままでは外科に通う程度の怪我で済んできましたが、いつか大怪我するんじゃないかとヒヤヒヤします。
まったく見えてないんですよね、足元が。
会話や考え事に夢中になると視野が狭くなり、以前だったら見えていたものにも気づかなくなってしまうようです。
「足元に障害物はない」と思いこんでいるので、油断している状態で無防備につまづいてしまうのがお決まりのパターン。
高齢者がつまづく理由は「脚が上がらなくなるから」だと思っていましたが、こんなにも足元が見えなくなったり、空間認識に問題が出てくるなんて。
「歳を取っても、気をつけていれば大丈夫!」と思っていたけれど、そう単純な話ではないようです。
おひとり様予備軍の私の老後は、節約生活が絶対条件。
テレビや動画などで、月5~6万円で年金生活している方の支出内訳を見ると、共通点は「医療費や薬代がほとんどかかっていない」。
私は40代の現在で定期通院する必要があり、月平均で3000~5000円かかっているので、将来の家計がすでにピンチかもしれません。
慢性的な持病は、これ以上悪化させないこと。
できるだけ病気を増やさないこと。
とにかく怪我しないこと。
節約生活に一番大事なのは「健康」。
まさに身体は資本ですね。
ところで先日、母の別のお友達Bさんから電話がかかってきました。
趣味の教室に母と一緒に通っている方です。
電話の内容は、「駐車場の車止めにつまづいて怪我をしたから、趣味の教室をしばらくお休みします」。
あぁ、こちらでも……。
Bさんは肘にひびが入ってギプスをされているそう。
高齢者は気をつけていても、ひとつ間違えば大怪我につながりかねない。
あまり口うるさく注意すると、母もうんざりするかなと思って控えていますが、「やっぱり口を酸っぱくして注意を促したほうがいいのでは?」と悩みます。
親だけでなく、私もこれからどんどん足腰が弱くなっていくでしょう。親世代の怪我を教訓に、私たち子世代も気をつけないといけませんね。
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